2008年01月20日

気になるプロペシアの副作用は

●プロペシア

飲む発毛剤「プロペシア」を販売しているのは、アメリカのメルク社ですが、2005年、日本への輸入を開始しました。このプロペシアの効果としては、男性型脱毛症に限られているようです。
髪の毛の発毛や成長を阻害する要因の「ジヒドロテストステロン」(DHT)という成分を「プロペシア」の主成分である「フィナステリド」が働き、このDHTの生成を抑制してくれるということです。

「プロペシア」の服用を始めると、すぐにDHTの生成を抑制してくれるそうですが、髪の成長はゆっくりとしているためその効果が目に見えて分かる様になるには、早くても3ヶ月、一般的に6ヶ月ほどかかると言われています。そのため、効果を見るのに3ヶ月から6ヶ月の期間が必要になるわけです。
また、この効果が現れても、それを持続させるために、継続的にプロペシアを服用することが必要とのことで、服用を中止してしまうとDHTの生成が再び活発になってしまい、せっかく増えた髪の毛がまた失われてしまうことになるそうです。

飲む発毛剤とのことで毎日の摂取もラクなので人気ではありますが、日本人にとってはまだ歴史も浅いため薬害などの副作用も気になるところです。その報告されている副作用としては、性欲の減退、勃起機能の低下、射精障害、精液量の減少、頻尿、排尿障害、頭痛、腹痛、下痢などが挙げられているようですが、このあたりは男性にとって重要なことなので副作用がもしでた場合に、どちらを優先させるか? 悩みどころです。もちろん必ず副作用がでるというものではなく、人によってその時々の体の状態など、個人差によって発症するようです。ただそれも服用を止めれば、副作用は無くなるようです。

日本への輸入をする際に行う承認審査時には、副作用の発生率は4%であったと報告されているそうです。
脱毛症の症状の中でも男性型脱毛症に限って効果がありますので、女性や未成年者には服用できないとのことです。また、妊娠中の女性には、とくに注意が必要のようです。プロペシアの砕けた破片に触っても、胎児の生殖機能に影響がでる場合があるようなので取り扱いには気をつけてください。

●プロペシアと同じ成分含有の「ファインペシア」

【ファインペシア】
ファインペシアは、有名な「プロペシア」と同じ「フィナステリド」1mgを主成分とする、インド・シプラ社製のジェネリック薬品だということで「プロペシア」に比べ価格が安いようです。

※プロペシアは、一般名がフィナステリド(Finasteride)とのことで
 1錠中にフィナステリド1mg含有の錠剤


ただ、医薬品の個人輸入などの際は、「厚生労働省医薬食品局」より
注意喚起なども紹介されていますので、使用するときは注意が必要とのことです。

●厚生労働省医薬食品局のプロペシアに関する注意喚起について

厚生労働省医薬食品局のサイトに以下のような情報がありました。
プロペシア(PROPECIA)(男性型脱毛症用薬)に関する注意喚起について


 男性型脱毛の治療に使用されている「プロペシア」(成分名:フィナステリド)については、妊娠中の女性では男の胎児の生殖器に異常を起こすおそれがあることが米国FDAの公表する注意事項に掲載されています。
 そこで、この注意事項を一般の方が容易に正しく理解することができるよう、重要な注意事項の邦文訳をホームページに掲載いたしました。

 なお、プロペシアは我が国でも承認されており、医師の処方せんが必要な医薬品になっております。
安易な個人輸入は行わず、必ず医療機関を受診し、医師の処方により正しく服用するようにしてください。

 ※厚生労働省医薬食品局のサイトより抜粋


「プロペシア」のサプリメントを、効果があるからといって、自分の判断で飲んではいけないようです。
医師の診断によって正しく処方されてからの服用が良いようです。